サメの種類はこんなにある!不思議で奇妙な18のサメ


世界にはおよそ500種類ものサメが生息しているといわれています。それらは非常に大きいものから、危険なもの、そして奇妙なものまで様々です。
今回は海で遭遇したら要注意なサメたちをご紹介します。

 
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サメ

巨大なサメ

サメには信じられないくらい巨大に成長する種類が存在します。もし、海でこれらのサメ遭遇してしまったらその大きさに驚かされるでしょう。ここではサメの中でも特に巨大な種類のサメをご紹介します。

①ジンベエザメ

体長:13.7m
体重:35t
最大のサメであるジンベエザメは世界最大の魚類でもあります。その巨大な体に似合わず性格は穏やかで、基本的にはプランクトンを食べるだけのおとなしいサメです。漁師からは「福の神」として扱われ、水族館やダイビングツアーでも注目される人気者でもあります。

ジンベエザメ
出典:wikipedia,do-butsu

 

②ウバザメ

体長:12.2m
体重:16t
ウバザメはジンベエザメに次ぐ世界で二番目に大きい種類のサメです。ウバザメもやはりプランクトンを主食としており、人間を捕食することはありません。ジンベエザメと同じくダイバーに人気のサメですが、ウバザメを知らない人がこの巨体を見ると危険なサメだと勘違いしてしまうかも知れません。

ウバザメ
出典:wikipedia,Conscious

 

危険なサメ

サメといえば危険な海洋生物というイメージを持っている人も多いと思います。サメが起こす食害事件は決して多くはありませんが、襲われた際の被害は凄惨を極めます。ここではサメの中でも特に危険な種類のサメをご紹介します。

③ホオジロザメ

体長:6m
体重:1.9t
人食いザメの代名詞ホオジロザメです。ホオジロザメは映画「ジョーズ」のモデルにもなっている危険な種類のサメです。ホオジロザメに限らず多くの人食いザメは積極的に人を捕食することはなく、餌であるアザラシなどの海洋哺乳類と間違えて人間を攻撃します。しかし、ホオジロザメの一撃は人間にとっては致命的です。また、残念なことにホオジロザメに殺されても勘違いに気付いて食べずに去っていくことも多いんだそうです。これでは殺された人も浮かばれませんね。

ホオジロザメ
出典:wikipedia,Terry Goss

 

④シロワニ

体長:3.2m
体重:158kg
シロワニも食害事件を起こしている危険な種類のサメです。頭が鋭く尖っていて常に半開きの口が特徴です。比較的安全なサメだと思われていましたが条件が揃えば人を襲うことがわかっています。余談ですがシロワニの「ワニ」やフカヒレの「フカ」にはサメという意味があります。

シロワニ
出典:wikipedia,Amada44

 

⑤ヨシキリザメ

体長:4m
体重:205kg
ヨシキリザメはミサイルのような姿が特徴の危険なサメです。ヨシキリザメはかまぼこなどの材料として活用されているため、あなたも食べたことがあるかも知れません。しかし、逆にヨシキリザメもあなたを食べることができます。彼らは獲物の周りを旋回して恐怖を与えたあとじわじわと攻撃を開始します。

ヨシキリザメ
出典:wikipedia,Yzx

 

⑥イタチザメ

体長:7.5m
体重:807kg
イタチザメも人間を襲うことで有名な危険なサメです。この種類のサメは見境なく何でも捕食することで知られており、自分が食べられない獲物やゴミにまで襲い掛かります。非常に獰猛な性格のため、日本でも駆除の対象になっています。

イタチザメ
出典:wikipedia,Albert kok

 

⑦アオザメ

体長:4m
体重:505kg
アオザメは非常に獰猛な性格で人に危害を与える危険な種類のサメです。沖合に生息しているため人と接触する機会が少なくあまり知られていませんが、アオザメに襲われた女性が片腕を失う事件が起こっています。

アオザメ
出典:wikipedia,Yzx

 

⑧オオメジロザメ

体長:4m
体重:316kg
オオメジロザメは浅瀬にも侵入可能で気性も荒いことから、非常に危険な種類のサメだといわれています。淡水でも行動ができ、河口から3500km以上も上流で発見された記録もあります。日本でも沖縄などで食害事件を起こしています。

オオメジロザメ
出典:wikipedia,William Eburn

 

⑨コモリザメ

体長:4.3m
体重:150kg
コモリザメはアクアリウムで飼われることもある種類のサメですが、成体になると巨大化してしまい飼えなくなるというトラブルも起こっています。積極的に人を捕食することはありませんが、興奮させた場合は人に襲い掛かることもあるといわれています。生息域では生態系のトップに位置しており、天敵はほとんどいません。

コモリザメ
出典:wikipedia,Jst525

 

⑩ヨゴレ

体長:4m
体重:167kg
ヨゴレは最も危険なサメとも称され、海難事故が起きた際には多くの犠牲者を出しています。普段はゆったりとした泳ぎをしていますが、獲物を見つけると活発に泳いで対象を仕留めます。日本周辺にも生息しているため注意が必要です。

ヨゴレ
出典:wikipedia,OldakQuill

 

奇妙なサメ

サメは4億年以上前から地球に存在している古い種です。そのため原始的なサメは非常に奇妙な姿をしていることが多いです。ここではサメの中でも特に奇妙な種類のサメをご紹介します。

⑪シュモクザメ

体長:6m
体重:560kg
シュモクザメは非常に奇妙な顔立ちをしたサメです。「ハンマーヘッドシャーク」という愛称のとおり横に飛び出たハンマーのような頭をしています。シュモクザメは数百単位で群れを形成することでも知られており、人を襲う可能性もあるといわれています。

シュモクザメ
出典:wikipedia,Albert kok

 

⑫メガマウス

体長:7m
体重:500kg
メガマウスは深海に生息しており滅多に姿を現さないことから「幻のサメ」と呼ばれています。非常に原始的なサメの特徴を持ち、その奇妙な姿からネットなどでは人気があるサメです。見た目のとおり味が悪いため食用には適しません。

メガマウス
出典:wikipedia,en.wikipedia

 

⑬トラフザメ

体長:2.5m
体重:???
トラフザメは非常に奇妙な顔付きをしたサメでその姿はかわいらしくもあります。おとなしい性格で水族館などでも観ることができます。食用にされることから個体数の減少が心配されています。

トラフザメ
出典:wikipedia,Sigmund

 

⑭ダルマザメ

体長:50cm
体重:???
ダルマザメは小型ながら非常に恐ろしい顔付きをしています。鋭く並んだ歯で自分の何倍もある大きな獲物に咬み付き、回転することで生きたまま肉を抉り取ります。クジラやマグロの体に残されるこの丸い傷痕は、長い間漁師たちの間では謎とされていました。

ダルマザメ
出典:wikipedia,Yzx

 

⑮ヨロイザメ

体長:1.8m
体重:???
ヨロイザメは「ゴジラ」の愛称で親しまれる深海の奇妙なサメです。ダルマザメと同じで自分の数倍もある獲物に襲い掛かることでも知られています。深海の生物のため直接人を襲うことはありませんが、海底ケーブルなどに咬み付いた痕が残されており間接的に被害を受ける可能性はあります。

ヨロイザメ
出典:wikipedia,asobi tsuchiya

 

⑯オナガザメ

体長:7.6m
体重:348kg
オナガザメはその名のとおり異常に長い尾びれを持っているサメです。この種類のサメは警戒心が強いため近づくことが難しく詳しい生態はわかっていませんが、人に対して危害を加える可能性は低いといわれています。

オナガザメ
出典:wikipedia,Petter Lindgren

 

⑰ミツクリザメ

体長:6m
体重:300kg
ミツクリザメは英名で「ゴブリンシャーク」と呼ばれており、その名のとおり非常に奇妙な姿をしています。頭には板状の突起物があり、獲物を捕食する際には顎が長く飛び出します。恐ろしい見かけとは違い人を襲うことはありません。

ミツクリザメ
出典:wikipedia,Yzx

 

⑱ラブカ

体長:2m
体重:8kg
ラブカは「生きた化石」と呼ばれる古代ザメです。ウナギに似ていることから「ウナギザメ」とも呼ばれています。普段は深海に生息しているためその生態は詳しくわかっていません。海のUMA(未確認生物)シーサーペントの正体ともいわれており、漁師の間では縁起の悪い魚とされています。

ラブカ
出典:wikipedia,Citron

 

いかがでしたか?サメは太古の昔から地球上に存在している生物です。その進化の過程でこんなにも様々な種類が生まれたんですね。