20世紀最悪の独裁者と呼ばれるドイツ国の元首相「ヒトラー」。彼を狂気に駆り立てたものとは一体何だったのでしょうか?
今回はヒトラーの逸話と予言、あまり知られていない意外な真実などをご紹介します。
合わせて読みたい関連記事
・レオナルド・ダ・ヴィンチとは何者だったのか?天才が残した逸話と謎
・ジャンヌ・ダルクは生きていた?百年戦争の聖少女に残された逸話と謎
・悪魔とは一体何者なのか?伝承される悪魔の種類と契約した狂気の人物
目次
ヒトラー
①ヒトラーとは
アドルフ・ヒトラーは1933年から1945年にかけてドイツを支配したドイツ国の首相です。ヒトラー個人に権力が集中したことで彼は「独裁者」となり、人種差別を根本とした過激な政策を多数行ないました。
画像:German Federal Archives
海外に対しても強気の姿勢を貫き、第二次世界大戦を引き起こすきっかけを作った人物です。ヒトラーは人類史における独裁者の典型とされ、世界中でその悪名が知られています。
②ナチスドイツとは
ナチスドイツとはヒトラーが率いたドイツの政党のひとつです。正確には「国家社会主義ドイツ労働者党(ナチ党)」と呼ばれ、個人による独裁者原理を根本としていました。
その思想はアーリア人が世界を支配するべきだとする「人種至上主義」やユダヤ人を迫害する「反ユダヤ主義」、共産主義を悪とする「反共産主義」などでした。
画像:Nationalsozialistische Deutsche Arbeiterpartei
ナチスドイツはタブー視されている人種差別を国家として正当化し、遺伝子を管理することで彼らが最高と考える偏った世界を創造しようとしたのです。
ナチ党はヒトラーが首相になる13年前から存在していましたが、彼が独裁者になってからは12年ものあいだその危険な政策を行使することになります。
③ホロコーストとは
ホロコーストとは、ナチスドイツが行ったユダヤ人や精神病患者、障害者に対する大量虐殺政策です。ナチスドイツは古くから人類史に名を刻むユダヤ人を排除すべきと考え、精神疾患や障害を持つ人々と合わせて「生きるに値しない命」と考えたのです。
現在では許されることのない異常な考え方ですが、ヒトラーが支配した当時のドイツは国家レベルでこれを主張し、罪もない人々を次々に虐殺していきました。
画像:Martin Niemoeller
ナチスは強制収容所をドイツ国内と支配下にあるヨーロッパ各地に設置し、反逆者や反宗教者、同性愛者などもホロコーストの対象とします。
最終的にホロコーストの犠牲となった人は600万人いたと記録されていますが、実際の犠牲者は倍の1200万人に達したと考えられています。
④ヒトラーの死因は?最後は自殺だった
ヒトラーはおよそ12年にわたって独裁者の地位に君臨し、領土拡大のために世界中に侵攻政策を行ないました。日本やイタリアと連合を組み一時は領土の拡大に成功したナチスドイツでしたが、アメリカやイギリス、ソビエト連邦を中心とした国際連合軍の反撃に耐え切れず、国内外のすべての領土を失ってしまいます。
画像:Stars and Stripes, the official US Army magazine
負けを悟ったヒトラーは恋人のエヴァ・ブラウンとの自殺を決意します。ヒトラーは女性票が獲得できなくなることを恐れ長年結婚には消極的な態度を示していました。しかし、エヴァの献身に報いるため死の直前にはささやかな結婚式を挙げています。
そして、ヒトラーは拳銃エヴァは劇薬を服用し、心中自殺しました。ふたりの結婚生活は40時間に満たないものでしたが、妻のエヴァは喜んで夫と死ぬことを選んだといわれています。
自殺の後ヒトラーとエヴァの死体は大量のガソリンをかけて焼却されました。これはヒトラーの指示によるもので、彼は自分の死体が晒し物にされることを恐れたのです。
⑤ヒトラーの子孫は?独裁者の血は生きているのか
ヒトラーと恋人のエヴァは死の直前まで結婚しなかったため、彼の子孫は存在しないとされています。しかし、実はヒトラーには隠し子がいたのではないかという話が存在します。
1918年にフランスのシャルロッテ・ロブジョという女性がひとりの男の子を出産しました。ジーン・マリー・ロレットと名付けられた彼は、死期の迫った母親からヒトラーが父親だと打ち明けられます。
画像:Getty Images
ヒトラーは1916年から1917年のあいだドイツ軍人としてフランスに滞在しており、母親のシャルロッテと並んで歩いているところを何度か目撃されていました。しかし、当時のフランスでは反ドイツ思想が強かったため、彼の母親はこの真実を隠していたのです。
ところがドイツのハイデルベルグ大学で行われた医学鑑定の結果、ジーンはヒトラーの子どもだと結論付けられます。彼は父親のせいで生涯肩身の狭い暮らしを送ったようで、「子どもは親を選んで生まれることはできない。」と言い残しています。
⑥ヒトラーは生きている?生存説とユダヤ黒幕説
ヒトラーは敗戦の直前に自殺したとされていますが、実は自殺などしておらず生き延びていたのではないかという生存説が存在しています。ヒトラーのものとされていた死体は火による損傷が激しく本人確認が困難だったからです。
また、ヒトラーにそっくりな人物が南米アルゼンチンにあるユダヤの息がかかった村で目撃されたという情報も存在しました。ユダヤ人を大量虐殺しアメリカと戦ったヒトラーがそのような村にいるはずがないと思ってしまいますが、これには説明が付くといわれています。
画像:pixabay
実はヒトラーに資金援助しナチスドイツに政権を取らせたのはユダヤの財閥ロスチャイルドでした。また、強制収容所の存在によって莫大な利益を得ていたのはアメリカのユダヤ財閥であり、ヒトラーの反ユダヤ政策がきっかけとなって戦後ユダヤの国イスラエルが誕生したのです。
そのためヒトラーは一部のユダヤ人たちの手先だったのではないかという「ユダヤ黒幕説」が生まれ、彼らがヒトラーをかくまったのではないかと噂されるようになったのです。
⑦ヒトラーユダヤ人説が存在する
ヒトラーがユダヤ人の手先だった可能性について触れましたが、実は彼自身がユダヤの血を継いでいたという説も存在します。それまでヒトラーは自分の血縁にあまり興味を示さず、「私は家族のことをほとんど知らない。親戚がいることさえ知らなかった。」と語っています。
しかし、ヒトラーとナチスドイツの名が国内に知れ渡った頃、「ヒトラーは実はユダヤ人の血を引いている」という噂が立つようになったのです。ナチスの主導者だったヒトラーにとってこれは死活問題であり、慌てて自身の血縁調査を行いました。
画像:The Life and Death of Adolf Hitler by Robert Payne
するとヒトラーの父アロイス・ヒトラーは私生児であり、父親がわからない子どもだったことがわかりました。また、アロイスの母親であるマリアは、ユダヤ人であるフランケンベルガー家の家政婦をしていた時期に彼を身籠り、家主から養育費を援助されていたのです。
このことからアロイスの父親はフランケンベルガーであり、その孫にあたるヒトラーにもユダヤ人の血が流れている可能性があることがわかったのです。しかし、ヒトラーはこの事実を極秘扱いにし、「私に一族の概念はなく、ドイツ国のみに属している。出自の詮索は許されない。」としました。
⑧ヒトラーの残した予言が存在する
ヒトラーはオカルティックな分野にも興味を示しており、黒魔術や霊能力を信仰していたともいわれています。そして彼はいくつかの予言を残し、近年その的中率の高さが注目を集めています。
ここではヒトラーの残した予言についてご紹介します。
①ベルリンの壁崩壊・冷戦終結
ヒトラーは「自身の誕生から50年後と100年後に世界に大きな変革が起きる」と予言しています。事実、ヒトラー誕生の50年後には第二次世界大戦が勃発し、100年後にはベルリンの壁崩壊や米ソの冷戦が終結しています。
画像:the Senate of Berlin
その後の世界情勢はこれらの出来事を機に大きく変化していったため、ヒトラーの予言は的中していたと考えることもできます。
②人工知能の開発
ヒトラーは、「人間の知能を超える機械が発明され、人はその意見を聞きながら判断するようになる」という予言を残しています。これは人口知能の開発を意味していると考えられ、実際に私たちはスマートフォンを使って人工知能とコミュニケーションを取るようになりました。
画像:pixabay
しかし、ヒトラーが生きていた時代の機械は工業的なものであり、意思を持つ機械という発想は特異なものといえました。
③日本への原爆投下
ヒトラーは「炎の絶滅兵器によって日本が絶滅の危機に瀕する」とも予言しています。これは日本に投下された原爆のことを予言していたのではないかといわれています。
画像:pixabay
また、ヒトラーは「この兵器により日本の都市は火星のような光景に一変する」とも語っており、被爆後の日本の光景を的確に表現していると考えることができます。
④2039年の人類二極化と地球環境の豹変
ヒトラーはさらに「自身が生まれた150年後に人類が二極化し、地球環境は一変する」とも予言しています。彼によれば人類の一部は「新人類」へと進化し、残されたもう一方は人でない存在に支配されるといいます。
画像:pixabay
面白いことに予言者ノストラダムスは2038年に人類滅亡の危機が存在すると予言しており、ヒトラーの予言はその後の未来を暗示している可能性があるのです。
世紀の予言者ノストラダムスについては関連記事でまとめています。
合わせて読みたい関連記事
的中したノストラダムスの予言!2017年の予言と恐怖の大王の正体
⑨ヒトラーの名言・迷言
国の代表者であったヒトラーは様々な名言を残しています。その中にはなるほどと頷けるものもあれば、首をかしげる迷言も存在します。
ここではヒトラーの名言・迷言をご紹介します。彼の人となりが見えてくるようですね。
ヒトラーの名言・迷言①
わたしは間違っているが、世間はもっと間違っている。
ヒトラーの名言・迷言②
偉大なうそつきは、偉大な魔術師だ。
ヒトラーの名言・迷言③
人々が思考しないことは、政府にとっては幸いだ。
ヒトラーの名言・迷言④
嘘を大声で、充分に時間を費やして語れば、人はそれを信じるようになる。
ヒトラーの名言・迷言⑤
条約が有効なのは、私にとって有益な間だけだ。
ヒトラーの名言・迷言⑥
敵がいるのは良いことだ。それはいつか、人生の中で何かのために立ち上がったという証だ。
⑩ヒトラーの政治的思想は父親への反抗心が原因
ヒトラーと父のアロイスには大きな確執があったことが知られています。厳格な父親は不良息子のヒトラーに手を焼き、厳しく体罰を与えることもありました。
当時、アロイスはハプスブルク君主国の支持者であり、「自由主義的」な思想を持っていました。これは彼が小学校しか出ていない状況から努力し、税関事務官にまで出世した経験によるものでした。
画像:Bayerische Staatsbibliothek
しかし、父親を憎悪していたヒトラーはその反抗心から、父の支持する自由主義とは真逆の「ドイツ民族主義」に傾倒していきます。後に世界中を巻き込んで大虐殺を行なうヒトラーの思想は、思春期の親への反抗心から生まれたのです。
⑪ヒトラーは若い頃ニートに近かった
ヒトラーが14歳のときに父親アロイスが亡くなると、彼はその遺産を相続することになりました。独学で税関事務官にまで出世した父のアロイスは地元の名士であり、その遺産と遺族年金を手にいれたヒトラーは若くしてニートのような生活を送るようになります。
画像:pixabay
成績不振で学校も退学させられたヒトラーは妹の孤児手当にまで手をつけ、家庭内では傍若無人に振る舞うようになりました。さらには歳に合わない高級な衣服を身に着け、象牙の杖まで持ち歩いていたというのですから呆れたものです。
⑫ヒトラーは画家になりたかった
堕落した生活を送っていたヒトラーにも一応は目標とするものがありました。画家として成功することを夢見たヒトラーは、絵を学ぶために芸術の都ウィーンに移住します。
そこでヒトラーはウィーン美術アカデミーを受験していますが、結局は三度不合格になっています。
画像:pixabay
ヒトラーはこの時のことを後々まで根に持っており、首相就任後には多くのアカデミーを弾圧しました。また、当時先進的だったアカデミーら「世紀末芸術派」に対して、自身を時代に理解されない「古典派芸術家」であると語っています。
しかし、ヒトラーのアカデミー不合格の理由は課題の未提出であり、本人にどれだけやる気があったのかは疑問です。
⑬ヒトラーは精神科に掛かっていた
ヒトラーはナチスの政策の中で精神病患者を「生きるに値しない命」と呼び、弾圧虐殺しています。しかし、そんなヒトラーも精神科病院に通っていた時代がありました。
画像:pixabay
第一次世界大戦の軍人時代、ヒトラーはヒステリーから失明状態に陥ったことがあります。また、強迫観念の症状もあり、それらを治療するために精神科で治療をしていたのです。
ヒトラーは他にも不眠症や頻繁放屁の症状があり、劇物に近い薬を大量に飲んでいたといいます。これらの薬は晩年のヒトラーに多少なりとも影響を与えたと考えられています。
⑭ヒトラーはスパイだった
ヒトラーは軍人から政治家に転身を考えていた時期に、スパイの任に就いたことがあります。この時のヒトラーの任務は革命政権を支持するドイツ労働者党の情報収集でした。
画像:Adolf Hitler as a soldier during the First World War
しかし、任務中に聴いたドイツ労働者党の党首であるアントン・ドレクスラーの反ユダヤ主義、反資本主義の演説に魅了されます。
こうしてヒトラーは軍人を辞め、ドイツ労働者党の一員になったのです。ヒトラーはドレクスラーのユダヤ排斥論に強く共感し、後のナチ党にも大きな影響を与えました。
⑮ヒトラーは国民選挙によって独裁者になった
ヒトラーは独裁者であり、人類史に悪名を残す非道な政策を行ないました。しかし、後に独裁者となるヒトラーを首相の立場に任命したのは、何を隠そう当時のドイツ国民たちだったのです。
画像:German Federal Archives
ラジオなどメディアを使った選挙活動をしていたヒトラーは国民に人気が高く、首相就任も支持されていました。しかし、ヒトラーはあえて首相就任を国民投票に委ね、8割を超える票を獲得します。
ドイツ国民は後に起こる大惨事を防ぐ機会を与えられていたのです。
⑯ヒトラーは42回の暗殺を生き延びた
ヒトラーは非常に危険な思想の持ち主だったため、実に42回もの暗殺計画が存在しました。しかし、彼はそのすべての計画から生還しています。
暗殺は国家レベルから個人レベルのものまで存在し、銃を使ったものから爆弾、薬品を用いたものまでが計画されました。
画像:German Federal Archives
その中でも最も有名なのがズデーテン地方で計画された陸軍のクーデターです。この計画には陸軍関係者以外にも国立銀行総裁や裁判所判事、警察本部長から牧師に至るまで各界の要人や著名人が参加していました。
このクーデターはヨーロッパでの戦争勃発を危惧して計画されていましたが、政策によりヒトラーが戦争を回避したため実行には至りませんでした。これによりヒトラーは最も危険な暗殺計画を回避することができたのです。
⑰ヒトラー女性化計画が存在した
ヒトラー女性化計画は第二次世界大戦中にアメリカの諜報機関「戦略諜報局(OSS)」が計画、実行したヒトラー無力化計画のひとつです。ヒトラー暗殺に成功したとしても「殉教者」として後のドイツ政権に影響すると考えたOSSは、女性ホルモンを注入することで生物的変化を与え、象徴としてのヒトラーを消滅させようと考えたのです。
画像:German Federal Archives
1942年、OSSはヒトラーの食料を作っていた農場の職員を買収し、特別に開発した高濃度女性ホルモン液を作物に注入させました。しかし、ヒトラーに表立った変化が見られなかったため、この計画は失敗だったと結論付けられました。
農場の職員が裏切ったせいでヒトラーの口に女性ホルモンが入らなかったのではないかといわれていますが、この年以降ヒトラーの体調が急激に悪化したため、ホルモン剤の効果はあったのではないかという意見も存在します。
⑱ヒトラーが悪魔崇拝者だとする都市伝説が存在する
ヒトラーにはオカルティックな思考があったことは先述したとおりですが、他にも悪魔崇拝者だったという噂も存在します。また、ヒトラー自身がルシファー(魔王サタン)に憑りつかれていたという都市伝説まで存在しているのです。
画像:pixabay
ヒトラーにはフリーメイソンのイルミナティに属していたという説がありますが、このイルミナティは悪魔崇拝の秘密結社だといわれています。都市伝説ではヒトラーはルシファーが憑りついた唯一の人物として、イルミナティの重鎮が住むアルゼンチンに迎えられたとされています。
秘密結社フリーメイソンとイルミナティについては関連記事でまとめています。
合わせて読みたい関連記事
・これを見ればフリーメイソンがわかる!謎の組織に隠された秘密と真相
・日本が終わるって本当?イルミナティカードによる未来の予言とその目的
⑲ヒトラーは熱心なディズニーファンだった
意外な事実ですがヒトラーは熱心なディズニーファンだったといわれています。彼は画家を目指していた頃からディズニー作品を敬愛しており、首相に就任した後はディズニーに並ぶ作品を生み出すために、国営のアニメーションスタジオまで作らせています。
画像:The Courtyard of the Old Residency In Munich
ヒトラーが描いたディズニーキャラクターの水彩画なども残されており、オークションで300ドルの値が付いています。悪名とはいえ歴史に名を残した人物の遺物にしては安価過ぎる気もします。
ちなみにペンネームは「A.H.」で、描いたのは白雪姫の小人でした。ヒトラーのものとみられる水彩画は他にも見つかっており、歴史的価値も相まって現在では一定の評価を受けているようです。
⑳ヒトラーは女性や子どもには優しかった
1200万人以上を殺害し歴史に悪名を刻んだヒトラーですが、女性や子どもには紳士的で非常に人気があったといわれています。特に若い女性からの人気が高く、彼が入浴した後の水が欲しいと言ったファンまでいたそうです。
画像:German Federal Archives
また、悪政ばかりが印象に残るヒトラーですが、30%を超えていた当時の失業率を0%にまで改善したり、犯罪の抑制や青少年育成の強化などの功績も上げています。
ヒトラーの差別的政策は決して許されることではありませんが、上記のような理由から政権獲得の直後に死亡していたら「ドイツ史上最も偉大な政治家」と呼ばれていた可能性すらあったのです。
出典参考:wikipedia
画像:Heinrich Knirr
いかがでしたか?20世紀最悪といわれるドイツの独裁者ヒトラーについてご紹介しました。彼を凶行に駆り立ててしまったものとは一体何だったのでしょうか?また、彼は特別に異常な人間だったのでしょうか?
もしかしたらそれは私たち誰の中にでも存在する「狂気」なのかも知れません。