日本を代表する国民的ゲーム「ポケットモンスター」。そんなポケモンにも様々な都市伝説が存在することをごぞんじでしょうか?今回はみんな大好きポケモンの都市伝説と裏設定についてご紹介します。
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目次
ポケモンの都市伝説
①シゲルのラッタは死んでいた
「ポケットモンスター赤・緑」に登場する主人公のライバル「シゲル」。このシゲルのラッタは死んでいたという都市伝説があります。シオンタウンのポケモンタワーで主人公はライバルのシゲルに遭遇しますが、このときシゲルは主人公に「なにしにきたんだよ?おまえのポケモンしんだのか?」という発言をしています。つまり、シゲルは死んだポケモンを供養する場所だという認識があってポケモンタワーに訪れていたということです。
この直後シゲルは主人公にポケモンバトルを挑んできます。しかし、前回のポケモンバトルで見せたラッタを繰り出してくることはありません。それどころかこの後もラッタは登場することはないのです。
そのためシゲルのラッタは何らかの理由で死んでいて、その供養のために彼はポケモンタワーに訪れていたといわれています。いつもは自信過剰で嫌な奴という印象のライバルですが、こんな悲しい都市伝説が存在したんですね。ちなみにラッタの死因はロケット団の強襲ではないかといわれています。
②ポケモン世界の義務教育は10歳まで
ポケモンの主人公やライバルたちは10歳になると相棒になるポケモンを大人から託され旅に出ています。そのためポケモンの世界では義務教育は10歳までではないかという都市伝説が存在します。
これが事実だとするとこの世界では10歳から一人前の人間と認められるため税金も納めなくてはならず、逆に10歳で結婚ができたり選挙権も持っているのではないかといわれています。不思議ないきものポケモンが存在する世界ではそれらを上手く使いこなすことが最重要とみなされる社会なのかも知れませんね。
③ミュウツーはフジ老人が生みだした
フジ老人は「ポケットモンスター赤・緑」から登場する「ポケモンの笛」をくれるキャラクターです。このポケモンの笛は次の街への道をふさいでいるカビゴンを起こすために必要なアイテムであるため、ゲームを進める上では必ずフジ老人に会う必要があります。このフジ老人があのミュウツーを生み出したという都市伝説が存在するようです。同作品中のグレンタウンにある「ポケモンやしき」ではミュウツーを生み出したフジ博士の日記を読むことができますが、同じ場所にフジ老人の写真も飾ってあるそうです。
映画「ミュウツーの逆襲」でも描かれているとおり、生み出されたミュウツーは研究所から抜け出し破壊の限りを尽くします。フジ老人がポケモンの墓地であるポケモンタワーに通っていたのもミュウツーによって命を奪われたポケモンたちへの謝罪の気持ちからかも知れません。
また、ポケモンタワーでフジ老人はロケット団員に襲われているところを主人公に救われますが、これはロケット団がミュウツーの開発に関わっており研究をやめて自分たちに協力しなくなったことへの制裁ではないかといわれています。
④サトシはかわいそうな子
ポケットモンスターの主人公でありアニメでは活発で明るい少年に見える「サトシ」が実はかわいそうな子なのではないかとする都市伝説が存在します。サトシはマサラタウンで母親と暮らしており、父親はゲームにもアニメにも登場しません。母子家庭が不幸ということは決してありませんがサトシは心配性で優しい母親とふたりきりで暮らしているのです。
また、他のポケットモンスター作品では主人公に友人と見られるキャラクターが登場しますが、サトシにはマサラタウンの友達は存在しないのです。ゲームプレイヤーにとっては少しウザったく感じるライバルのシゲルですが、話しかけてくれるだけサトシにとっては大切な存在なのかもしれませんね。
⑤赤いギャラドスの色は返り血
色違いの赤いギャラドスの都市伝説も存在します。アニメポケットモンスターの中ではカスミがコイキングについて「骨ばかりで美味しくない」と発言しています。しかし、食用に向かないコイキングが食されていた時代があったといいます。食糧難だった当時、人々は味こそは悪いものの大量に捕獲できるコイキングを食料にし敬っていました。
しかし、食糧難が落ち着くと次第にコイキングへの敬意は薄れ「役に立たないポケモン」というレッテルを張るようになります。これに激怒した一匹のコイキングがギャラドスに進化し人々を襲い始めました。やがてそのギャラドスの身体には血の色素が沈着し色違いの赤いギャラドスが生まれたというのです。赤いギャラドスが通常種よりも凶暴とされるのはこれが理由だといわれています。
⑥赤・緑のOPには謎のポケモンが登場する
初代「ポケットモンスター赤・緑」のゲーム内オープニングに謎のポケモンが登場するという都市伝説が存在します。多くのプレイヤーはオープニングでゲンガーとニドリーノが戦闘していると思っていると思います。しかし、ゲンガーだと思われているポケモンの手には爪が生えているのがわかります。
しかし、ゲンガーには爪が生えていないのです。このポケモンは一体何者なのでしょうか?カビゴンという説もありますが大きすぎる耳や機敏な動きからその可能性は低いのではないでしょうか。
この謎の正体として有力なのがゴーストポケモンであるゲンガーの生前の姿だといわれています。しかし、これに該当するポケモンはシリーズを通して存在していません。
⑦ゲンガーはピクシー
ゲンガーの正体はゴーストに憑りつかれたピクシーだという都市伝説も存在します。ゲンガーとピクシーの姿が似ているという話は初代「ポケットモンスター赤・緑」の頃から存在しました。この都市伝説はゲンガーがピクシーと同じフェアリータイプの「マジカルシャイン」を覚えるようになったことでさらに語られるようになりました。
しかし、ゲンガーの進化前のゴースやゴーストもマジカルシャインを覚えるため、この裏付けは弱いともいわれています。ちなみにゴースとピクシーの体重を足すとゲンガーの体重と完全に一致します。
⑧レジシリーズと戦争の関係
準伝説ポケモンのレジアイス、レジスチル、レジロックの三匹は第二次世界大戦と深い関係があるという都市伝説が存在します。これらのポケモンが出現するホウエン地方は九州地方をモデルに作られているいわれていますが、この三匹の出現場所を九州地方に置き換えると有名な大空襲と原爆が落とされた場所に該当します。
また、長崎原爆が落とされた8月9日を想像させる89レベルで「はかいこうせん」を覚えます。この三匹の姿も被爆者の痛々しい姿を連想させるといわれています。
⑨オーキド博士が悪の黒幕
オーキド博士が発明したポケモン図鑑に不審な点があることから彼がポケモン世界の悪の黒幕ではないかという都市伝説が存在します。オーキド博士はポケモンの情報を集め図鑑を完成させるために主人公たちにポケモン図鑑を託します。しかし、アニメを見ていてもわかるように図鑑はポケモンを発見すると自動的に情報を読み上げるため、最初から図鑑にはポケモンのデータが入力されていることがわかります。
つまり、オーキド博士はすでに完成しているポケモン図鑑を少年少女たちに持ち歩かせているのです。この意味不明の行動からオーキド博士は何かを企んでいるポケモン世界の悪の黒幕だといわれるようになりました。オーキド博士が発明したポケモン図鑑を改造し、同じように少年少女に持たせている各地方の博士たちも悪の組織の幹部なのかも知れません。
⑩レッドは死んでいる
初代の主人公「レッド」がすでに死んでいるという都市伝説が存在します。レッドはポケモンリーグでチャンピオンになったあと消息を絶ち、続編の主人公の前に現れるシーンがあります。しかし、レッドが現れるのは作中でも危険とされている「シロガネやま」であり、フラッシュがないと侵入できない場所にも関わらずレッドのいる最深部では謎の灯りがともっていました。このことからレッドはシロガネやまで命を落としており、強いトレーナーを待ち受けるだけの幽霊になっているのではないかといわれています。そう考えれば戦闘開始時のレッドのセリフが不自然なことにも説明が付くといいます。
いかがでしたか?日本を代表するゲーム作品「ポケットモンスター」にも数多くの都市伝説が存在するんですね。信じるか信じないかはあなた次第ですが、いつもとは違った目線でポケモンを見ることで新しい楽しみ方が見つかるかもしれませんね。
画像:The Pokémon Company,kinja
出典:ポケモン都市伝説,matome.naver,anime-toshidensetu,pixiv,