生命に有害な物質「毒」。危険であるはずの毒を自らの身に潜ませることで自然界を生き残ってきた生きものたちは多数存在します。
今回は症状が怖すぎる危険な毒を持った生物や植物、キノコをご紹介します。
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目次
毒
毒を持つ生物
地球上には毒を持つ危険な生物が多数生息しています。彼らの毒は獲物となる生物だけでなく私たち人間にとっても脅威となります。
ここでは様々な毒を持つ生物をご紹介します。
①カモノハシ
鳥と哺乳類が合わさったような不思議な姿をしているカモノハシは実は毒を持つ生物です。カモノハシの毒は後ろ肢の爪から分泌されており、この爪で引っ掻くことで犬程度の大きさの動物は毒殺することができます。
画像:Stefan Kraft-Sydney Aquarium
カモノハシの毒はそこまで強力なものではないため人間がこの毒によって命を落とすことはないといわれていますが、刺された場所に激痛が走り行動を制限する力はあるといわれています。
不思議なことにカモノハシの毒はメスの体には備わっておらず、オスのみが持っている特殊な能力です。
②ヒョウモンダコ
ヒョウモンダコは日本の小笠原諸島からオーストラリアまでの広海域に生息する毒を持つタコです。体長がわずか10センチメートルしかないこのヒョウモンダコは、テトロドトキシンという生物に有害な猛毒を持っています。
画像:Elias Levy
ヒョウモンダコは身の危険を感じるとテトロドトキシンの入った唾液を吐きかけたり、外敵に咬み付いて体内に直接毒を注入します。この毒は生物の体を麻痺させる効果があり、人間が咬まれると呼吸困難に陥って心不全を起こします。
③キロネックス
キロネックスはオーストラリアウンバチクラゲという正式名称を持つ猛毒のクラゲです。インド洋からオーストラリア近海にかけて生息しており、現地では「殺人クラゲ」や「海のスズメバチ」と呼ばれて恐れられています。
画像:Chironex fleckeri
キロネックスは触手の長さを合わせると全長が4.5メートルもあり、刺されると患部が激痛に襲われ壊死してしまいます。その後、視力が著しく低下し、呼吸困難、心不全を経て死亡します。
恐ろしいことにキロネックスに刺されてから死亡するまでの時間は1~10分程度しかありません。
④オブトサソリ
オブトサソリは中東やヨーロッパに広く生息している猛毒を持ったサソリです。現地では「デスストーカー」と呼ばれ、数ある毒サソリの中でも特に危険な種として恐れられています。
画像:Ester Inbar
オブトサソリは獲物を捕らえるときに毒針を利用しますが、非常に狂暴な性格のため人間を刺すこともあります。人間がオブトサソリに刺されると神経が麻痺して言語障害が起き、心臓発作を経て死亡してしまいます。
⑤スズメバチ
スズメバチは世界中に広く生息している大型の毒蜂です。肉食で狂暴な性格のスズメバチは、攻撃的であるだけでなく非常に強力な毒針を持っています。
スズメバチの毒は「毒のカクテル」と呼ばれるほど様々な物質の混合液であり、腹部に備わった針で注入する他にも呼吸孔から空中に散布することも可能です。
画像:Σ64
この毒液は目に入ると失明する他、体内に注入されると呼吸困難に陥る可能性があります。また、二度目に刺されたときに起こる急性アレルギー反応「アナフィラキシーショック」によって多くの人が亡くなっています。
⑥マウイイワスナギンチャク
マウイイワスナギンチャクはハワイのマウイ島近海に生息する毒を持つイソギンチャクです。このマウイイワスナギンチャクは3.5センチメートルほどの大きさしかありませんが、あらゆる生物の中でも最強クラスの猛毒を有しています。
画像:Nhobgood Nick Hobgood
マウイイワスナギンチャクの持つ猛毒は「パリトキシン」と呼ばれるもので、青酸カリの8000倍以上の毒性を持っているといわれています。
この毒を注入されると心筋や肺の血管が急激に収縮し、赤血球が破壊されることによって心臓麻痺や呼吸停止を引き起こし最終的には死亡します。
実際に刺されなくともマウイイワスナギンチャクのいる海を泳いだだけで身体に痙攣が起き、数日間入院した人もいるほどです。
⑦カツオノエボシ
カツオノエボシは日本の本州の太平洋沿岸などに生息する毒を持つ生物です。クダクラゲ目に属しており「電気クラゲ」という別名もありますが、一般的なクラゲの仲間ではありません。
画像:Volkan Yuksel
カツオノエボシは触手に毒を持っており、刺されると患部が激痛に襲われ皮膚が激しく炎症します。この毒の恐ろしさは二度目に刺されたときで、アナフィラキシーショックを引き起こして死亡します。
⑧アメリカドクトカゲ
アメリカドクトカゲはアメリカやメキシコに生息している毒を持つトカゲです。最大50センチメートルほどにまで成長するこのアメリカドクトカゲは、大きな体だけでなく毒を使って獲物を捕食します。
画像:fws
人間が咬まれると激痛や眩暈、吐き気などに襲われ、二度目にはアナフィラキシーショックを引き起こします。アメリカのヒラ川に生息することから、現地では「ヒラモンスター」とも呼ばれています。
⑨フォニュートリア・ドクシボグモ
フォニュートリア・ドクシボグモは南米に生息する危険な毒クモです。2007年にはギネス世界記録にも登録され、「世界一の猛毒を持つクモ」として世界中に知られるようになりました。
画像:Techuser
フォニュートリア・ドクシボグモの毒は非常に強力で、人間が咬まれると30分も経たずに死亡してしまいます。現在では解毒剤が開発されていますが、死亡までの時間が短いため治療が間に合わない可能性が高いです。
⑩フグ
フグは世界各地の海に生息する有名な毒魚です。非常に美味であるため日本では高級食材として扱われていますが、定期的に食中毒が発生しています。
画像:pixabay
フグは内臓や皮膚、筋肉などに猛毒のテトロドトキシンを持っており、それを食べた生物に中毒を引き起こします。人間がフグの毒にたると腹痛に嘔吐、言語障害の症状が出た後、呼吸麻痺によって死に至ります。
⑪イモガイ
イモガイは世界の熱帯海域に広く生息している毒貝です。日本の房総半島や能登半島にも生息しているこの貝は毒銛と呼ばれる器官を突き刺すことで対象に神経毒を注入します。
画像:Richard Ling
イモガイの毒は非常に強力で人間が刺されると嘔吐や発熱、呼吸不全を経て死に至る猛毒です。しかし、イモガイに刺されても痛みが少ないため原因の発見が遅れて重体化するケースが多いです。
⑫ソウシハギ
ソウシハギは世界中に生息している毒を持つ魚です。日本でも瀬戸内海での生息が確認されており、沖縄などでは食用にされることもあります。
画像:Philippe Bourjon
しかし、ソウシハギの内臓には猛毒が含まれており、その毒性はフグ毒の70倍ともいわれています。ソウシハギの毒は過熱しても消えることはなく、食べてしまった場合は筋肉の激しい痛みと呼吸困難により死に至ります。
⑬ブラックマンバ
ブラックマンバはアフリカ大陸に生息する有名な毒ヘビです。4メートルを超える巨大なヘビでありながら、咬まれてから数時間程度で死亡する即効性の高い猛毒を持っています。
画像:TimVickers
ブラックマンバに咬まれると身体が麻痺を起こし、心臓発作を起こして死亡します。治療をしなかった場合の致死率は100%であり、現地では最凶の毒性生物として恐れられています。
⑭ヒアリ
ヒアリは南米大陸に生息する毒を持った蟻です。毒針に刺されると火傷したように痛むことからその名前が付けられました。現地では「殺人蟻」の名前で恐れられています。
画像:AntWeb.org
ヒアリは特定外来生物にも指定されていますが、2017年の6月に初めて日本国内での存在が確認され、空港経由で侵入したものと考えられています。
この蟻の恐ろしさは二度目に刺されたときに起こるアナフィラキシーショックであり、死に至るケースもあるため注意喚起がなされています。
⑮ヤドクガエル
ヤドクガエルはアメリカ大陸やハワイに生息する毒を持ったカエルです。このカエルのほとんどは毒々しい特徴的な外見をしており、その皮膚からはアルカロイド系の神経毒が分泌されています。
ヤドクガエルの毒は人間を殺すには十分な猛毒であり、特に危険とされるモウドクフキヤガエルなどは吹き矢などの武器にも使用されてきました。
この毒が体内に侵入すると筋肉が異常収縮を起こし、心臓発作で死に至ります。
毒を持つ植物
毒を持っているのは何も生物だけではありません。植物の中にも猛毒を有するものが多数存在しています。
ここでは毒を持つ危険な植物をご紹介します。
①トリカブト
トリカブトは「日本三大有毒植物」のひとつに数えられる毒を持つ危険な植物です。茎や葉など全体に「アコニチン」という毒を含んでおり、特に根での含有量が多いのが特徴です。
画像:Jean-Pol GRANDMONT
他の野草と間違えてトリカブトを食べてしまうと嘔吐から呼吸困難に陥り、内臓が機能を停止して死に至ります。このトリカブトの恐ろしいところは食べてから数十秒で死亡する毒の即効性です。
解毒薬もなく死に至るまでの時間が極端に短いため、最も危険な有毒植物のひとつとされています。
②ドクウツギ
ドクウツギはトリカブトに並んで日本三大有毒植物に数えられる毒性の植物です。赤く甘い香りのする小さな実をつけますが、これには「コリアミルチン」という猛毒が含まれています。
画像:asianflora
ドクウツギの実は甘いため、昔は子どもが食べて中毒死を起こす事例が多発していました。しかし、毒性を恐れて積極的に駆除が行われた結果、現在では絶滅の危機に瀕しています。
ドクウツギを食べると身体が痙攣を起こし、呼吸困難に陥って最終的には死に至ります。
③ドクゼリ
日本三大有毒植物の最後の一角がこのドクゼリです。ドクゼリは七草粥に使われるセリによく似た形をしており、自生域も重なっているため昔から多くの中毒者を出してきた危険な植物です。
画像:Anneli Salo
根を含むドクゼリ全体に「シクトキシン」という毒を含んでおり、体内に侵入すると腹痛や痙攣、呼吸困難に意識障害を経て死に至ります。
ドクゼリの毒の恐ろしいところは皮膚吸収される点で、経口摂取しなくても中毒になる可能性があります。
④チョウセンアサガオ
チョウセンアサガオは南アジアに自生するナス科の有毒植物です。大きさは1メートルほどでアサガオのように綺麗な花を咲かせます。
画像:H. Zell
古くは麻酔薬としても使用されたこともありましたが毒性が非常に強く、摂取すると激しい悪寒や幻覚など覚せい剤に似た症状を引き起こします。
チョウセンアサガオの幻覚作用は覚せい剤の比ではなく、重度の薬物中毒者ですら恐れて手を出さないといわれています。
⑤ジャイアント・ホグウィード
ジャイアント・ホグウィードはアジアやヨーロッパ、アメリカ各地に自生する毒を持つ植物です。ジャイアント・ホグウィードは全体に「フラノクマリン」という毒を含んでおり、樹液などが目に入ると失明してしまいます。
画像:Giant Hogweed
この毒は「光毒性」という変わった性質を持っており、ジャイアント・ホグウィードの樹液が皮膚に付着した状態で光を浴びることで激しい炎症を引き起こします。毒素は非常に強力で細胞の奥深くへと侵入し、細胞核を死滅させてしまいます。
⑥イラクサ
イラクサは日本国内にも自生する毒のあるトゲを持つ危険な植物です。しかし、特に毒性が高いのはニュージーランドに自生する一部のイラクサです。
画像:Nettle
このイラクサのトゲに触れると神経性の毒が体内に侵入し、精神障害などを引き起こしてやがては死に至ります。イラクサは環境に合わせて進化することでも知られており、奈良公園に自生するものは鹿に食べられないように毒とトゲを強化していることもわかっています。
⑦スズラン
スズランは日本の北海道や東北、中部地方に数多く自生する毒を持つ植物です。美しい花を咲かせるスズランには「コンバラトキシン」などの猛毒が含まれていることがわかっています。
画像:maxpixel
これらを摂取すると嘔吐や頭痛などを引き起こし、心臓麻痺から死に至ります。スズランの毒は全体に含まれているため、花を生けた水を誤って飲んでしまい中毒に陥った事例も存在します。
⑧キンポウゲ
キンポウゲはとてもかわいらしい花をつける有毒植物です。世界各地に自生するこの植物は自身を食べる生物を殺すために猛毒を含んでいます。
画像:pixabay
人間がこれを摂取した場合は口や消化器官に激しい炎症が生じ、神経系を侵され死に至ります。しかし、人類には花を食べる習慣はほとんどなく鑑賞する分にはとても美しい花を咲かせるため、世界中で栽培されている植物でもあります。
⑨ギンピ・ギンピ
ギンピ・ギンピはオーストラリアの熱帯雨林に自生する有毒植物です。この植物は全体を細かい刺毛で覆われており、これに触れることで対象に毒を注入します。
画像:o2elot
ギンピ・ギンピの刺毛に触れてしまうと患部に激痛が走り、痛みのために二週間以上眠ることができないといわれています。また、完全に痛みが消えるまでには数年の月日を要し、それまでは水などで刺激を受けるたびに激痛に襲われることになります。
海外ではギンピ・ギンピを緊急のトイレットペーパーとして使用してしまった男性が、その後の苦痛に耐え切れず自殺してしまったという事例もあります。
⑩ヒガンバナ
日本全国でみられるヒガンバナも実は毒を持つ植物です。ヒガンバナは全体に「アルカロイド」という猛毒を含んでいます。
画像:Laitche
この毒は本来虫やモグラなどの外敵から身を守るためのものでした。しかし、人間が摂取すると嘔吐や下痢を引き起こし、脳や脊髄が麻痺して死亡してしまいます。
「地獄花」の異名を持つヒガンバナは正に人間を地獄に誘う危険な植物だったのです。
毒を持つキノコ
この世には食べたくても食べられないキノコがあります。菌類に分類されるキノコには猛毒を持った種が多数存在しています。
ここでは毒を持つ食べてはいけないキノコをご紹介します。
①オオワライタケ
オオワライタケは世界各地に自生している毒キノコの一種です。その名前から食べた人が笑い出しそうな印象を受けますが、オオワライタケの毒はそのような生半可なものではありません。
オオワライタケを食べると神経系が侵され、幻覚を見るようになります。また、眩暈や悪寒などの症状が出て顔面神経が引きつり、その姿が笑っているように見えるのです。
このキノコの毒は直接人命を奪うことはありませんが、山中で幻覚に襲われることは即ち死を意味します。
②テングタケ
テングタケは有名な毒キノコの一種です。このキノコに含まれる毒分「イボテン酸」は旨み成分であるため、テングタケは美味であるといわれています。
画像:Σ64
しかし、テングタケを食べると激しい下痢や嘔吐、幻覚などを引き起こし最終的には意識不明に陥ります。美味しいからといって食べてしまっては激しく後悔することになるでしょう。
③クサウラベニタケ
クサウラベニタケは最も中毒事例の多い毒キノコのひとつといわれています。このキノコは食用のキノコと非常に似た形をしているため、誤って食べてしまう人が後を絶ちません。
クサウラベニタケの毒性は強力で、摂取すると神経系や消化器官にダメージを与え、最悪の場合は死亡してしまいます。
④ドクササコ
ドクササコは日本各地に自生する恐ろしい毒を持つキノコです。このドクササコは特殊な症状を発症させる危険な毒キノコとして知られています。
画像:Funghi Italiani
ドクササコを食べると腕や足などが真っ赤に晴れ上がり、火傷したような激痛が走ります。その後、水疱が発生し細胞が壊死して最悪の場合は死に至ります。
ドクササコによる激痛はまるで焼けた鉄の棒を押し付けられているかのようだと表現されます。
⑤カエンタケ
カエンタケはその名の通り火が燃えあがっているような形をした毒キノコです。見るからに身体に悪そうなキノコですが、予想を裏切らず生物にとって有害な成分を含んでいます。
画像:alchetron
カエンタケを食べると腹痛や嘔吐の症状に加え、手足のしびれや呼吸困難に陥ります。毒の致死量も3グラムと少なく、仮に生き残ったとしても脳の萎縮によって言語障害などの後遺症が残ります。
⑥シャグマアミガサタケ
シャグマアミガサタケは日本を含む世界各地に自生する何ともグロテスクな形をしたキノコです。このシャグマアミガサタケもその見かけのとおり生物に有害な毒を含んでいます。
画像:SeverineMeißner
シャグマアミガサタケを摂取した人間は下痢や激しい腹痛に襲われ、身体が痙攣を起こします。毒性は非常に強く体中の内臓が出血して死亡します。
このキノコの本当に恐ろしいところは名前の意味が「食べられる」だという点です。
⑦スギヒラタケ
スギヒラタケの仲間は古くから食用として食べられてきました。しかし、2004年に17人もの中毒死が確認され、改めて危険な毒キノコに認定されたという経緯があります。
画像:Strobilomyces
スギヒラタケの毒性については未だ謎が多く全てが解明された訳ではありませんが、腎機能障害を持つ人が摂取した場合に急性脳症を引き起こす可能性が指摘されています。
また、腎機能に異常がなくともスギヒラタケを食べることで正常な筋細胞を破壊してしまうと考えられています。
⑧ツキヨタケ
ツキヨタケは日本やロシア、中国などに自生する毒キノコの一種です。一般的に食用とされる椎茸やヒラタケによく似ているため、誤って食べてしまう中毒事例が多発しています。
画像:שומבלע
ツキヨタケを食べると嘔吐や下痢の症状が表れ、幻覚作用から景色が青白く見えるようになります。その後、痙攣や呼吸器不全の状態に陥り最悪の場合は死に至ります。
⑨ヒトヨタケ
ヒトヨタケは非常に美味だといわれている毒キノコです。バター炒めが絶品とされており、炒め物以外にも吸い物などにして食すことができます。
しかし、ヒトヨタケはアルコールと一緒に摂取することで人体に有害な毒へと変化するのです。
画像:reddit
ヒトヨタケにはアルコールの分解を阻害する成分が含まれており、酒と一緒に摂取すると重度の二日酔いや嘔吐の症状に苦しめられます。お酒に弱い人は最悪死亡する可能性もあるため、ヒトヨタケを食べた後は一週間は飲酒してはいけません。
また、ヒトヨタケは成長の過程で黒く液化することでも知られており、その光景はこの世の物とは思えないグロテスクさです。
⑩ドクツルタケ
ドクツルタケは日本に自生するものの中で最凶の毒キノコと呼ばれています。このドクツルタケは毒性の強さと見かけの美しさから「破壊の天使」とも呼ばれています。
画像:Pieria
味は美味だといわれていますが、摂取すると腹痛や嘔吐、下痢などの症状に加え、肝機能や腎機能が破壊され消化器官が出血します。ドクツルタケは1本食べたときの致死率が100%だといわれているとても危険なキノコなのです。
出典参考:wikipedia
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いかがでしたか?地球には様々な毒を持った危険な生きものが多数存在しています。しかし、生きるために独自の進化を遂げたこれらの生きものは私たちの興味を引いてやみません。地球にはまだまだ魅力的な生物が溢れています。